除霊と浄霊の違い・お祓いをすれば直ぐに解決するのか?

この記事では、「除霊」と「浄霊」の違いについて、お話させて頂きたいと思います。

「除霊」と「浄霊」その意味を一言でいうなら、どちらも「取り憑いた霊を祓う」という意味になります。

しかし、ただ祓うのか、あの世へ導くのかの違いで浄霊と除霊は使い分けられています。

浄霊と除霊の違い

生きていく中で、霊と無関係で生涯を終える人はいません。

私達は、いつも霊と関わりながら生きています。

目には見えませんが、何かしら霊の影響を受けているものです。

いい影響を受けていれば良いのですか、時として意図せず霊に取り憑かれるという事態に陥ることがあります。

その取り憑かれている状態を「憑依(ひょうい)」と言うのですが、憑依されている状態を改善することを除霊や浄霊と言います。

「除霊も浄霊も同じ意味じゃないの?」と混同されている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、除霊も浄霊も「憑依されている人から霊を祓う」という意味では同じですが、大きな違いがあります。

それでは、浄霊と除霊の違いについてお話をさせて頂きます。

除霊とは

「除霊」は、読んで字のごとく「霊を除く」と書きます。

そのままの意味ですが、憑依した霊を祓うまでのことを言います。

つまり、取り憑いた霊を取り除くだけですので、霊自体は成仏ができずにこの世を彷徨い続けることになります。

結果、霊はまた同じような波長の人を見つけては憑依をします。

場合によっては、霊を祓った後にまた憑依をする可能性もあります。

憑いていた人のことを居心地よく感じていたなら、他を探すよりも戻ったほうが楽で早いです。

除霊は、ただのお祓いという意味です。

浄霊とは

「浄霊」の場合はお祓いだけではなく、お祓いした「霊をあの世に導く」までの工程を言います。

除霊は、無理やり霊を追い出すこともできますが、浄霊は霊を諭(さと)して成仏に導いていくもので、合意のもとで霊は憑依をやめます。

この世の感覚で例えるなら、除霊は立ち退きを拒否している住人に強制執行を行なうようなもので、納得していなくても無理やり追い出します。その為、ほとぼりが冷めた頃に戻ってくることもあります。

浄霊は、強制的ではなく話し合いで行われます。

「ここを立ち退いてくれたらもっといい家を紹介するよ」と話しを持ちかけます。

一度や二度の話し合いで霊が納得しなければ、5回10回と根気よく話し合いをします。

根気よく話し合いをした結果「じゃあ立ち退くから新しい家を紹介してくれよ」となれば成功です。

浄霊は、除霊と違い「霊の同意」を得ます。

同意を得ることができれば、あの世への道が開かれることになります。

成仏できるかできないかは、霊に成仏する意思があるかどうかにかかっています。

浄霊は、霊を成仏させることですから、浄霊が成功すれば、霊が再び戻ってくることはありません。

ちなみに、これは私の場合ですが、浄霊は私が窓口として行うことですが、霊を天に導く案内役をしているのは私ではありません。

私はあくまで、ただの窓口であり、天に導くのは高級霊です。

私の場合でしたら、眷属神がその役目をしてくれますが、私自身に天に導く力はございません。

浄霊とは、お祓いだけにとどまらず成仏に導くことであり、除霊ではなく浄霊をすることが望ましいでしょう。

どちらも、憑依された人から霊を祓うことには違いないのですが、その内容が違うことをお分かり頂けたでしょうか。

そもそも、憑依されないことが一番ですが、もしも憑依をされてしまった場合に、除霊か浄霊かの判断に迷ったときの参考にして頂ければと思います。

お祓いをすれば直ぐに解決するのか?

霊能者が行えば、どんな憑依も直ぐに解決するだろうと思う方もいますよね?

テレビでお祓いするシーンなど見ていると、そのような解釈になるのは当然のことかと思いますが、現実は即座に解決するものばかりではありません。

「一発で霊を祓うことが出来ないなんてダメな霊能者だな!」とは思うけど、「病気を一回の治療で治せないなんてダメな医者だな!」とは思いませんよね?

このように、病気は直ぐに治らなくて当たり前だけど、憑依は直ぐに治るのが当たり前という認識の方は殆どでしょう。しかし、憑依も一種の病気であり、心霊病です。

風邪のように安静にしていれば数日で完治するものもあれば、慢性的な病のように長い付き合いになることもあります。

風邪にたとえるなら、熱は下がって動けるようになったけど、咳と鼻水でスッキリしない日々が続くように、浄霊した後も後遺症でスッキリしない日々が続くこともあります。

時には、直ぐに完治することもあるので、それを期待してしまう気持ちはわかりますが、その可能性のほうが低いと考えてください。

憑依霊の影響がなくなるのには、憑依を受けていた人の心の改善、憑依を受けたことによる体へのダメージの回復など、霊を祓っても終わりという訳ではありません。

霊も肉体を持たない人で、素直な霊もいれば頑固な霊もいます。

直ぐに解決できる事ばかりではなく、ケースバイケースです。

もとより、憑かれないことに越したことはないので、健全な心を保つよう心がけましょう。

浄霊の意味がないケース

浄霊の意味がないケースとは、祓っても直ぐに別の霊がに憑かれてしまったり、憑かれていることを誇りに思っている人達のことです。

例えば、自分の意志の弱さなどが原因で、憑依霊と縁が切れない等があります。

波長の低い状態が続き、低級霊を呼び込んだり、繋ぎ止めてしまう場合は、浄霊をしてもまた同じことを繰り返します。

憑依は、憑く霊が悪いと考えがちですが、憑かれる原因は人間にあります。

波長が変われば憑依霊も離れていくのですが、波長が変わらなければ祓ってもまた別の憑依が始まります。

こうした場合は、浄霊と共に心を改善しなければなりません。

浄霊をして心が改善できれば、憑依されることもなくなるでしょう。

霊能者ができることは、祓って助言する程度のことです。

本当に憑かれなくするには、憑かれない為の心構えに素直に耳を傾け、当事者が変わらなければなりません。

憑依体質を改善するのには「浄霊」と「心の改善」が必要です。

波長という部分を理解して頂ければ、改善することは可能だと思います。

ご本人が呼び寄せている憑依で一番厄介なのは、神仏が自分に降りたと思い込み、得意になっている人たちです。

低級霊が憑いたとしても、霊的な能力は開花します。

いつかは、身を滅ぼすことになりますが、それまではその能力を使い、物質やお金など現世利益を豊かにすることができます。

こうしたケースは、新興宗教の教祖や、金儲け主義の霊能者によく見られると言われています。

低級霊が主導者であったとしても、霊能者としての力を発揮することは可能で、周りもその力をたたえるので本人もその気になるでしょう。

しかし、低級霊が現世利益を得ることに飽きてしまったら、その人間を見捨ててしまいます。

見捨てられた人は、どん底に堕ちるだけではなく、この世の課題にも取り組めずにカルマを背負うことになります。

こうしたケースは、本人がなまじ力があるゆえ、誰かが注意しても聞く耳を持たないでしょう。

行くとろまで行かないと終わりがありません。

このようなことにならない為にも、正しい霊的知識を持つことが大切です。

安易な霊能開発をするくらいなら、なにもせずに地に足をつけていたほうが賢明です。