過保護な親がいけない理由と増えた訳【子供をダメにする6つの理由】

過保護

2017年に過保護のカホコというドラマがありましたね。

私も観ていましたが、一人で何も決められなかった過保護のカホコが、自立していく内容だったと思います。

過保護がドラマのテーマになるほど、近年過保護に育ててしまう親御様が増えています。

その過保護は、子供をダメにする可能性があります。

その警鐘を鳴らすといえばおおげさですが、過保護がなぜいけないのかをご理解いただくきっかけになればと思い、書かせて頂きます。

しかしながら過保護の基準は人それぞれですし、過保護ではないと思っていても、人から見れば保護というかもしれません。

そこでこの記事では、過保護の特徴や、過保護に育てられた子供が将来どうなるのか、当サイト独自のアンケート調査を行った結果に基づきご紹介致します。

また最後には、過保護な親が増えた理由を解説いたします。

この記事は、一般的に過保護とはどの程度のことを言うのかという目安にもなりますのでお読み頂ければ幸いです。

過保護な親がいけない理由と子供をダメにする理由

過保護な親はなぜいけないのか?子供をダメにする理由として、世間一般の声を聞くためにアンケート調査を行いました。

どの程度を過保護と言い、子供をダメにする理由はなにかの参考になれば幸いです。

過保護な親は世話焼きが過ぎる

[40代女性]

子供がしようとすることに対して全て先回りするような母親は、子供の自主性を奪ってしまうので、子供が自ら考えて成長することを妨害してしまいます。

こういう過保護な親は、子供が間違った選択をしてしまうことを恐れるあまり、何でもかんでも口出しをして正しい選択をさせることに躍起になります。

子供がまだ小さいうちは良いですが、これが高校生、大学生、社会人になってもまだ親が口出しをしていたら、自分で決められない未熟な大人になることは間違いないでしょう。

過保護は子どもの自己肯定感が育たない

[30代女性]

過保護な親は、子どもが興味を持ってやろうとしていることに口を出して、子どもの自己肯定感を育てられません。

子どもの将来のことを考え、良かれと思って安定した仕事を勧めたりします。

親を信用している子どもは刷り込みされていき、親に言われた人生を無意識に選ぶ様になります。

大人になって時間が経ち、自分の人生を振り返った時に、「私はこれでいいのか?本当は何がやりたいのか?」と、ふと虚しさが襲ってくるようになります。

そう思った時には既に家庭を持っていて、転職が難しく取り返しがつきません。

過保護な親は叱ることを可哀想と考える

[30代女性]

子供を叱ることが可哀想と思う過保護な親に育てられた子供は、自分がやっていることの善悪を認識する能力が周囲より劣る場合があります。

叱りすぎることは子供に悪影響かもしれませんが、叱ることを一切しないことも悪影響です。

時には怒ったり叱ったりして子供に接していないと、集団生活に入った際に子供が周囲に合わせることに苦労したり、善悪の判断ができずにいじめられます。

叱らない過保護は、子供にとって好ましいとは言えません。

過保護は自立できない依存心の強い子を育てる

[50代女性]

子どものためと言いながら、本来子ども自身が考え、決めるべきことを、先回りして何でもやってしまう親は典型的な過保護型の親でしょう。

このような親の元で育った子は、何事も他人に委ねがちになってしまい、いざ自分で決断しなければならない状況になった時、思考停止になってしまう恐れがあります。

このような親の特徴として挙げられるのは、過保護である自覚がないということです。

他人が「過保護すぎるよ」と助言しても、自覚がないので「批判された」と受け止め、あらぬ恨みを買ってしまいます。

子どもの自立を阻むような親の元で育った子は、いつまでも親離れが出来ず、依存心の強い子になってしまいます。

過保護な親こそが子供の独り立ちを邪魔している

[20代男性]

最近モンスターペアレントなどといった形で、過保護な親が問題視されています。

一般的に、過保護な親というものは子供を甘やかしすぎています。

具体的には子供に家事の手伝いなどをさせないといったことです。

これが何故問題かというと、子供が自分一人でできるようになるチャンスをつぶしてしまい、自立への第一歩を邪魔してしまうからです。

料理を例にとると、まったく手伝いをさせないと、料理は作るものではなく出てくるものだという感覚が身についてしまい、結果三食外食で、自炊なんてほとんどしないようになります。

自分の周囲にもこういった大人は少なくないように感じます。

大学時代に矯正したという人も一部居ますが、多くは問題意識すら持たずに大人になったという印象があります。

また、こういった人たちは料理を作ってもらったことに対して感謝の気持ちが薄く、ときにはマナー違反とも思えるようなことを口にしたりします。

正直一緒にいて恥ずかしく思います。

過保護な親は子供の巣立ちの邪魔をする

[30代女性]

私の職場に、求人を見つけ25歳の女性が面接にやってきました。

彼女は内向的で、他人と話す事も苦手で、接客業には不向きな感じでした。

しかし、彼女自身その事は十分理解していました。

彼女は「自分を変える為に面接に来た」と、私の目を見て話してくれました。

そんな彼女の前向きさに感心が持てたので、会社は採用しました。

そして、今日から初出勤だという初日の朝、親御さんから会社に電話がありました。

「娘は内向的で、人前で働く事なんて出来ないから会社には行かせられない、辞めさるから退職扱いにして欲しい」とのこと。

この親は何を言っているのだろうと本気で呆れました。

彼女自身が働く場所を選び、面接して社会人として巣立とうとした努力や勇気を、この親は根こそぎ刈り取ってしまったのだと思いました。

彼女自身が電話に出ない事も呆れましたが、この親が連絡させないようにしたのではないかと思うと、彼女はこの先どうやって生きていくのかなあと思います。


過保護な親がどうしていけないのか、過保護に育てられた子供がダメになる理由がお分かり頂けたでしょうか。

過保護は、自立できない大人を育てます。

それで苦労するのは、親ではなく子供です。

本当に子供のためを思うなら、過保護は控えなければなりません。

続きましては、過保護な親が増えた理由、今も増え続ける理由について、お話させて頂きたいと思います。

過保護な親が増える理由

冒頭でも述べましたが、昔に比べ、圧倒的に過保護な親が増えていると思われます。

その理由は時代背景にあります。

戦後の日本は、物が無くなり食べ物の大切さを知る時代になりました。

高度成長時代を経て、物質的価値観が重んじられるようになり、今でも人の幸せは物質を手に入れることのように認識されています。

その結果、物質的価値観が重んじられる世の中になり、自分で決められない人や、自分で考えることができない人を育てました。

現在の40代50代といった年代には、何が良くて悪いか自分で判断できない人が多く、主体性に欠けている人が多いと言われています。

現在の40代50代の親は、物のない時代から物のある時代を経験しました。

高度成長時代を生き抜いてきたことで、物を得ることに幸せの価値を見出した年代であり、物質的価値観が強くなりました。

その親が子供達を育てる中で、心の成長よりも物質的なことへ重きを置いた教育をしました。

成績の優秀な子は立派な子で、成績の悪い子はダメな子。

家の後を継ぐ子には財産をあげるけど、継がない子には何もあげないという線引きをする。

子供のため、子供のためと親の理想を押し付け支配し、子供もそれを聞くことが当たり前のように育ちました。

このような時代背景があり、親の敷いたレールの上を歩いて大人になった人は、親の決めたレールを歩かなければ不安になり、自分の意思で歩くことができません。

過保護に育てられた兄弟姉妹が親になり、過保護な親が拡散され増えていきます。

これは、一個人の意見ですが、こうした時代背景があり過保護な親が増えたと考えられます。

過保護になり失敗する権利を子供から奪ってはいけない

親の言う通りに生きて失敗をしなかった人は、失敗を恐れて自分で道を切り開くことができなくなります。

失敗をしてこその学びがあるのですが、その経験をすることのないまま大人になると、子供が可哀想です。

挫折を知らない人が大きくなってから初めて挫折すると、ひとりで立ち上がる強さがありません。

親は、子供に辛い想いをさせないように転ばぬ先の杖を渡したくなります。

しかし親として本当にやるべきことは、親がいつ死んでも大丈夫なように、自分で考え行動する力をつけさせることや、転んだ時に立ち上がるだけの強さを持たせることです。

そのためには、転ばぬ先の杖を渡してはいけません。

親が考える愛とは、子供に苦労をさせないことかもしれませんが、本当の愛は何事にも負けない強さを身につけさせる事です。

転ばぬ先の杖で、子供の自立力を奪うのは本当の愛ではありません。

寂しいから子供を手放したくない、親がいれば便利だから離れたくない、こんな親子関係は共依存と言って、どちらか一方がいなくなればたちまち崩れます。

ぬくぬくと育つことが子供の幸せに繋がるのか?今はよくとも打たれ弱い大人になっては逆に可哀想です。社会に出れば親の目の届かない苦労がたくさんあります。

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と言いますが、嘘ではありません。

過保護になりすぎて、子供の自立心を奪わないように気をつけましょう。